札幌は一面の雪、JR日高本線を想う

11月末から12月頭にかけて北海道に行ってきました。
着いたその日は、札幌は一面の雪。夜は吹雪いていました。

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今回は、我がふるさと“北海道”で映画が作れないか、できることなら、一度ふるさとの映画が撮りたいと前々から思っていて、いつか実現させたい企画を手に携えて、札幌や地元の方々とお会いしてきました。

実はちょっとびっくりしたのですが、東部4町といっしょに、えりも植林事業の映画を作るという話が、いち早く12月7日の新聞記事に載っていました。発表の早さに驚きながらも、これから東部4町の町長さんや地元の町民の方々や北海道の方々に支援をしていただき、何とかいい映画を作りたいものだなと考えています。

僕が北海道へ着いたその日から、テレビや新聞ではJR北海道のローカル線廃止のニュースが流れていました。北海道の鉄道の現状の半分が廃止されるとかで、僕のふるさと日高線もその候補に入っています。日本でも有数の美しい風景をもつ日高線。雄大な太平洋を望み、列車は進む。窓を開けると潮騒の香りが漂ってくる。新ひだか町を過ぎたあたりから、さらに風景は一変する。緑の牧草地帯に馬が駆け巡り、その中を日高線が走り抜けていく。なんとも北海道らしい風景だろう。何度見ても、何回この列車に乗っても、あの穏やかで美しい牧場の風景は日本一!と言っていいほどの美しさを放っている車窓からの風景でした。今でも心に残るのその美しい風景は、自分の心象風景としてもずっと心の中に残っているものです。まさかその風景が二度と見られなくなってしまうのか・・・。それはあまりにも残念な事。絶対に日本の美しい風土、そして文化として、この日高線を残してほしい。そう思いながら、今は台風で列車が通行できなくなった日高線の線路の横を走る車の窓から眺めていました。
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つづく