2017寒中お見舞い申し上げます

昨年は、嬉しいことも悲しいこともたくさんあった1年でした。
今年は、嬉しいことが、たくさんある年にしたいものです。
年末に、出版社からお話をいただき、故山本兼一さんの作品の後書きを書いていました。
大好きだった山本さんとのひとときを思い出しながら。
大掃除の時、偶然にも、僕の机の引き出しから、山本さんが直木賞を受賞した時の手紙が出て来ました。
とても嬉しそうな文面と、最後に、落ち着いたら一献行きましょう、と書かれているものでした。
なんとも、縁があることか、山本兼一さんを想っていると、こんな出会いがあるものかと嬉しくなりました。
その時、山本さんと一献交わした時の言葉を思い出しました。
「作品を書き上げる時、徹底的に調べて一つ、一つ、小説の資料を積み上げて行く。調査を自分の足で納得行くまでした後、書き始める」。
2017年
山本兼一さんに頂いた言葉を実行して行こうと思います。
引き出しから出て来た手紙も何かの縁でしょうから。

田中光敏

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