マンチェスターその2

先ず、朝から来たのは薩摩の志士達が当時見て驚いた蒸気機関車。

当時の蒸気機関車より、少しだけ新しいものになりますが、大切に今もメンテナンスされて走っているのです。その姿はなかなか力強く美しい。

ちょっと、ハリーポッターの映画に出てくる列車に似ているなぁ〜と思いながら、

その頃の日本は、まだ、人力車や篭の時代。

サムライのカルチャーSHOCKは大きかったでしょうね。

まして、薩英戦争で、この国と戦うなんて。

相手のふところに入って、このイギリスを学ぼう。

そう思うのは、自然なことのように思いました。

始発と終着駅には、こんな風情のあるパブがありました。

次に向かったのが、マンチェスター空港近くにある、ナショナルトラストクォーリーバンク。

そこの中にある紡績工場。今も大切に管理されて、現役として動いています。

まさしく、この姿をサムライ達は、みたのでしょう。

女性も、男性も一緒になって工場で働き、近くの公園で男女一緒にランチを食べる。

先進的な紡績の機械だけでなく、工場の中にある空気感そのものが、

サムライ達の、目指す日本の姿だったのかなーと思いました。

ロンドンとマンチェスターは列車移動です。およそ、2時間10分。

田中光敏