3月10日11日と奈良市長のご案内でお水取り、修二会を見てきました。
奈良に春を呼ぶこの仏法会。
驚くことに1260年を超える長きに渡り、戦乱や火災なども乗り越えて、絶えることなく今も続いていると聞きました。
夜7時から始まり、この日は深夜1時近く。最後まで、お水取りを堪能させていただきました。
十一面観世音菩薩に懺悔し、五穀豊穣と除災招福を祈る。
その祈りは、ただただ日本国内のことだけと思っていたら、なんと世界平和のために祈っているではないですか。
世界の中で、こんなに小さな島国日本の中の奈良にある東大寺二月堂で、1260年以上も前から世界の平和の為に祈っている。それを行として守り続いている東大寺二月堂のお水取り。
日本人として、何か誇らしい気分になりました。
お松明の火を見ているだけで美しく、神秘的なものを感じるのですが、歴史的な背景はそれを凌駕する、大切な意味があるのですね。
勉強になりました。
田中光敏拝