念願の北海道の流氷

2月12日
今日は、念願だった流氷を見るため神戸から札幌を経由して女満別空港に、およそ5時間の旅。
女満別の気温、マイナス13℃と出ていましたが、北海道で生まれ育った僕でも、気温の低さに二の足を踏んでしまいます。

今から20年以上前になりますが、アラスカにラッコの撮影に行った時、青い海に浮かぶ氷河の美しさに、感動した事を思い出します。その時ロケ地をコーディネートしてくれたのが地元の漁師のラルフ。彼が雪の平原を運転している時「貴方達は都会から来たのだから、今この自然の中に居る動物達は見えないでしょう?しばらくすると、見えるようになります。見えるようになったら、僕の友達の動物達を紹介します。」と言うのです。
確かに、彼の指指す方向に居る動物は見えない。
ラルフの言葉を借りるなら、便利な街中で暮らす私達にその能力は必要ないとか。
日が経つにつれ、目も体も自然に慣れて来ると、見事に遠くに居るシカやクマやグースなど動物達が見えて来る。

「文明はどんどん進化して行くが、私達人間は、進化しているのだろうか?」

今日もオリンピックに参加する選手達の感動的なニュースの裏で、戦争という言葉が何度も繰り返し出ていた。文明の進化以上に進化しなければいけないのは、今の私達かも。

横道にそれました。

千歳空港で十勝名物豚丼いただきました。

女満別で、東北海道の美しい自然を知り尽くしている、佐野会長(大きな会社を経営している会長さん)にアテンドしていただき、斜里町から知床半島に接岸している流氷を見せていただきました。北海道で初めて見る流氷は美しく、夕陽に輝く海の上の流氷は神秘的でした。

佐野会長はアグレッシブで、四駆を運転するか?と思うと雪上車、スノーモービルの運転もし、雪山での事故で沢山の方の命も助けています。

神戸から千歳空港そして女満別空港。
乗り換え含めて5時間の旅。
一泊二日の弾丸ツアーでしたが、最高のロケハンができました。知床半島を知り尽くした佐野会長のおかげで、夕陽に映し出される知床半島の山々や流氷。
とにかく、最高の時間を知床で過ごすことができました。佐野会長感謝します。

PS
映画『法定相続人』(仮)も出演する役者の方々との打ち合わせや衣装合わせなど、始まりました。
コロナ禍ではありますが、スタッフ、キャストともに気をつけて、頑張って行きたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願いします。

田中光敏拝